「今日は、ありがとうございました。」 別に。 そう言って男は暗闇に消えていった。 「おはよう!」 クラスメイトにいわれて返していた。 「てか、あの人かっこいいんだけど!」 ゆかりはだいぶ興奮して言ってきた。 誰? とりあえず目があってしまったため、 目をそらしてしまった。 ドカドカどか。 「昨日助けてやったのに、無視?」 えっ?! ふと見上げると、昨日の顔に似ているような… 「…笑えないんだけど」