「バスケ部の腕力、バカにしてる?大丈夫、絶対潰れたりしないから」
「し、知りませんよっ?」
「大丈夫。ほら、おいで?」
どうしようかと、躊躇っていた彼女だったけれど。
腹をくくったらしく、
「い、行きますっっ」
と言って、目をぎゅっと瞑ると。
俺の方に体を向けて、木から体を離した。
絶対、受け止めるっ。
彼女の真下に体をもって行き、目一杯に腕を広げた。
ドサッ
さっきの猫よりは、格段に重い衝撃。
俺は、踏ん張って踏ん張って…結局、尻もちをついてしまった。
「だ、大丈夫ですかっ?」
受け止めはしたものの。
結果的には、仰向けに倒れた俺の腹の上を彼女が跨ぐ格好になっていて。
「……カッコ悪っ」
もっとこう、お姫様抱っこみたいに彼女を受け止めるはずだったのに。
尻もちついて、倒れこんでるなんて。
俺って、ホントカッコ悪い……。
「し、知りませんよっ?」
「大丈夫。ほら、おいで?」
どうしようかと、躊躇っていた彼女だったけれど。
腹をくくったらしく、
「い、行きますっっ」
と言って、目をぎゅっと瞑ると。
俺の方に体を向けて、木から体を離した。
絶対、受け止めるっ。
彼女の真下に体をもって行き、目一杯に腕を広げた。
ドサッ
さっきの猫よりは、格段に重い衝撃。
俺は、踏ん張って踏ん張って…結局、尻もちをついてしまった。
「だ、大丈夫ですかっ?」
受け止めはしたものの。
結果的には、仰向けに倒れた俺の腹の上を彼女が跨ぐ格好になっていて。
「……カッコ悪っ」
もっとこう、お姫様抱っこみたいに彼女を受け止めるはずだったのに。
尻もちついて、倒れこんでるなんて。
俺って、ホントカッコ悪い……。

