「ありました。
　でも断るんでいいですよ。
　手伝います。」


正直に話した。

放課後、本当は圭哉とデートするはずだった。







うーん。でもいいやって。


ちょっと面倒だったし。




「俺な、いいケーキ屋見つけた。
　そこのシュークリーム最高。」

「うっそ、まじで？」







あたし達は最近、シュークリームにハマってる。


それで、めっちゃ仲良くなった。



「今度いっしょに行こうぜ。」





「うんッ！」




「それじゃぁ、放課後校門前で。」






「あ、それと俺の事は斗真って呼べ。」


は？まぁいいか。



「分かった。じゃね。」