_その日の夜。





あの子に電話した。

「もしもし、俺や。」



<<うん。>>

「俺、櫻井圭哉なっ。」


<<あっ、あたし、武内姫奈>>


<<櫻井くんって何年生?>>

「圭哉。」


<<...けっ..圭哉>>



「よしっ」

「1年やで?」



<<ぇ...うそ。何組?>>

「4組。」

<<そかっ。あたし、3組。>>

「じゃぁ会いにこいよ?」




<<分かった。>>

「ん。じゃぁおやすみ。」



<<おやすみ。>>




3組か。
家調べないといけねぇな。