「ちょっと、菜凪…!!」


あたしは、また逃げた。

逃げてばっかじゃ、
駄目なのはわかってる。


でも、これ以上翔平と
話してると、
楽しかった頃を思い出す。



だから、今のあたしには
これがいっぱいいっぱいだった。