お開きになり、私は濱浦に手招きされて、人の通らない歩道橋へと登った。 車は、家族の人が取りに来てくれるらしい。 兄貴たちは、穣さんの車で帰って行った。 別室に居たらしい他の数人は、徒歩やバイクで帰宅。 「何か話でも?」 “小鳥崎”って名前を、どうして知ってるかだろうけど。 「…お前、どこまで知ってる」 しかし、知った理由ではなかった。 “どこまで”と言われても、本名と大金持ちの息子って事しか知らないけど。 でも濱浦は、行き交う車を見下ろしながら、自分から口を開いた。