海まで見えて、感激した。

しかし、一基の墓石を見付けた。

【小鳥崎 家】と彫られていて、何となく、お母さんのお墓じゃないかと直感。



「母さん…心愛を連れて来た。
I get married to her. Would it be pretty and well?」



何故、英語で言ったのか。

顔が赤いからわかるよ。


「“結婚するよ。可愛くて申し分ないだろ?”」



「…バレてたか;;」



「何とかね」



恥ずかしいけど、紹介してくれて嬉しい。

私は繋いだ手を離し、墓石の前にしゃがみ、手を合わせた。

私も、挨拶はしないと。