「心愛は結婚しないのか」 久しぶりに竜也が現れた。 医学部から薬学部に進路を変え、嶺々と離して暮らしてて、姿を見せなかったヤツが突然に。 「結婚なんて、考えられない」 「俺、結婚する」 「…それで?」 私にどうしろと言う。 竜也の結婚に、私は関係ないし。 「いや…親父たち説得してくれねぇかな、って」 「パス!」 どうしてそんな面倒な事を私が。 母親にでも頼んで欲しいよ。 「ケチだな!!」 「何とでも言えよ!!」 愛玲菜が両親と出掛けてて良かった。 じゃないと、こんな口調はアウトだ。