変態教師と私。【完】

「食え」



「…後でね」



私の取り皿にピザを乗せた兄貴。

私との同室をあっさり認めた馬鹿兄貴ですよ。

兄貴の部屋は、双子が使うらしい。

部屋は狭くなるし、最低な気分。



「家出したい」



「嫁に行ったら出なさい」



私の気持ちも知らないで。



「…ちょっと出掛けて来る」



「愛玲菜を連れてくな!…おいっ!!」



兄貴が叫んでるけど。

貴重だけど知らない。

愛玲菜を抱き抱え、財布と携帯だけを持って家を出た。

行ってはいけない場所。

でも、私の足は濱浦の家に向いてしまった。