またそいつらを見に
よーさん人が集まって。
最初はこんな状況の中で
来るなんて不謹慎やと思った。
でもな、集まった芸人が
そこでひとたび、ネタし始めたら
みんなが笑うねん。大爆笑や。
ボケては笑って
ボケては笑って
...当たり前やけど
めちゃくちゃ不思議やってん。
今まで送ってきた日常に彩りがついてん
ずっと沈んでた顔をしてた奴も
笑わなかった子供もみんな笑うねんで。
最初はなんやこの魔法!って思った
終わった後は不思議と
明日も生きたい、笑いたいって思えた。
暗い顔して来た奴が笑顔になって
帰っていく姿をみて俺はめちゃめちゃ嬉しかった。」
そういうと
服部さんは立ち上がっり
服部「だからあの時みたいに
俺らにたくさんの笑いを届けてくれ
兄ちゃんらの漫才で。たのむ。」
と俺に向かって深いお辞儀をした。
笹木『なに言ってるんですか服部さん。
頭上げてくださいよ』
慌てて俺は服部さんに頭を上げさせた
上げた顔はさっきとは違い
少し目が赤くなっていた。
笹木『大丈夫ですよ。ここに呼ばれてきたんですから、ちゃんと笑いは届けます
全力で服部さんがいう魔法を皆さんにかけますから
服部さんにもしっかりと』
そういうと服部さんは
目を見開いたあと
うつむき大きな涙を落とした
「おおきに...」
そしてそうつぶやいた



