え?
「じゃあ。それだけ預かるね。」
そういって白川は南の持っている袋を取るとドアを閉めた。
今から?
当然夕食に彼の姿はなかった。
「え?松本先生今から?!」
桜が驚く。
「だって昨日ねてないじゃん!」
「あのバカどものせいでね。」
「おい、南。馬鹿とはなんだ。」
「バカじゃん!」
「おめぇもバカだろが!」
とおるは魚の漬物を南の皿に入れた。
「はぁ!?なんなのよーっ!」
「B組うるさい。」
学年主任に注意され、静かに喋ることとなった。
「じゃあ、二日寝てないことになるのかあ。」
陽子は切なくなった。
「大変だね。」
「明日は、相模と俺でリードしような。」
と副クラス長の吉田翔がいう。
「そうね。」
「お前、葉月が睨んでるぞ!」
とおるは吉田をつつく。
「にらんでねぇよー!」
夕食が終わった。
「晴香の出迎えの準備したいから手伝って。」
相模が声をかけた。
「何するの?」
「100均で折り紙と色紙かってきたから。それでなんかやらない?」
「いいよ!千羽鶴つくろーっ!」
「おいおい!男子もやるかんな!」
健太は言った。
「そうね!みんなでやろうっ!」