wild poker~ワイルドポーカー~


「……待って!!」

そう声を上げた霧島さんは細い肩を震わせて、怯えたように瞳を揺らしていた。

……きっと咄嗟に声を出してしまったのだろう。

静かに向けられた男の刺す様な鋭い視線に、彼女はカタカタと体を震わせたまま強く拳を握り締めている。

すると男は少し驚いた様に目を丸くして、それからまたニヤリと不快な笑みを浮かべて見せた。