「え~っとね、ほら、リーダーで一番落ち着いてる‥か‥かい‥。」


「海斗‥くんですか?」


私は海斗くんの名前が出てこない坂上さんに言った。


「そうそう!海斗くん!」


坂上さんが嬉しそうに笑った。


「海斗かぁ。私は祐希かなぁ~バラエティ観てて超おもしろいし。で、相原さんは?」


「わ、私はメンバー全員好きですけど‥慶太‥かな。」


私はドキドキしながら、本音を言ってみた。


「慶太もイイよねぇ!でもさ、慶太って彼女いるんでしょ!?彼女持ちのアイドルってどうなの?」


一番気になる言葉がグサッと返ってきた私は、どう答えてイイのか悩んでしまった。


「‥わ、私は別に気にならないと言うか‥みんなプライベートはあるだろうし、彼女がいようが“慶太”は”慶太“だし‥。」