「……」 日差しが暑い。 暦の上では9月だが、日差しの強さはまだ8月だ。 ぼーっと本を読んでいる紘哉の肩を誰かが叩いた。 「よっ!久し振りだな!」 恵一だ。 若干日焼けしたようにも見える。 ニコニコ笑う彼に、紘哉はそっけない返事をする。 「……そうだな」 「なんだよ!元気ねーのな」 「……」 恵一はガッカリしたように肩を落とす。 そして、紘哉の隣に座った。