「お姉ちゃん……」 「お姉ちゃんは家で留守番してるよ」 「そっか……」 感動の再会。 雄太郎は夏紀を自分の座っていた席に座らせる。 そして、近くに放り投げてあった狸翠の上着を彼女に掛けた。 「紘哉くん……ありがとう!」 「いえ……無事で何よりです」 悠里から黒蜜会の話を聞かされてから、雄太郎の顔を直視できない。