紘哉はポケットの中から《宝箱》を取り出し、鍵を開けた。 中に入っているのはチョコレート。 綺麗に並んで入っている。 彼はその中の一つ手に取ると、悠里の口の中へ入れた。 そして、何事もなかったかのように《宝箱》をポケットの中へ仕舞う。 「……何コレ?」 「生チョコ。俺の手作りです」 「すんごく美味しいんだけど……雰囲気台無しだよ」 「ごめんなさい」