「ほれ」 「なにこれ?」 「弁当」 俺は学校に行こうと玄関に立つ奏に弁当の入った袋を渡す。 「……作ってくれたんだ」 「うん。ごめん」 本当に申し訳ない。 俺は奏から顔を背ける。 「……なんで謝るの?」 「あんまり…かわいくない」 「なんで? 作ってくれただけで嬉しいよ」 絶対学校で弁当箱開けた瞬間絶句するぞ。 「じゃ、学校行ってくるからキスして」 話が読めない。