「危ないから見おくんなくていいよ」
「…や」
「もう眠そうじゃん。ゆっくり寝な」
「んー…や。一緒に寝る」
俺の服の裾をつかむ奏。
…ん? 今なんと言いましたか?
「いや、俺は帰るんだけど…」
「やだ…一緒にいる」
「あの…奏さん? 俺帰るんだけど」
「やぁー…一緒にいるのぉ」
「…」
どうしよう。帰れない。裾をつかんで離してくれないし。
「一緒に寝るのぉ…」
「んー…でもなぁ」
俺にも一応理性というものがありまして…。一緒に寝るとそれが壊れてしまう可能性が…。
「翔真ぁ…一緒にいてよ…」
…あぁもう!!
俺は吐きかけていた靴を脱いだ。

