本当は、お姉ちゃんに全部話したい。 けど、フられた事を話すのはなんとも情けなく思えて言葉にならない。 お姉ちゃんも大好きな人と別れた事がある? そんな些細な事さえ聞けない私は、変な意味でプライドが高すぎるのかもしれない…。 「DVDでも借りてくる。」 殆ど減ってない夕飯を、お母さんが風呂に入ってる間に隠れて棄てる。 見つかったらうるさいからね。 あのくらいの年齢になると若い頃の事なんか忘れてしまったように無神経な事を言ったりしてくるから… お母さんにだけは絶対に悟られたくなかった。