不機嫌なままの私の頭をまた、軽く撫でる。 私はそんな事をする先生の横顔をチラっと盗み見たけど… その表情は普段と変わらない“先生”の顔。 撫でられた頭をわざと手櫛でとかしながら ほんの少しだけ、さっきまでの胸の痛みが和らいでいる事に気が付いた。 大橋先生の生徒になってもうすぐで一年。 先生って、こんなに生徒を構ってくれる人だったっけ…。 気にした事もなかったな…。