私とクラスメイトが手を組むようです。―最愛で最低な作戦―



「説明開始するぞ」

「あ、うん。してください」


八神は紙とペンを使って、分かりやすく説明してくれた。

さすが頭も偉いだけあるって思った。



「三上はまだ完全に広沢に惚れきってはいない」

「だから俺と広沢が仲良くしてるのを、頻繁に三上に見せつける。」

「三上は少し不安になり、広沢に抱いていた感情も薄くなってくるだろう。」

「そんなとき、いつも隣に居るのは朝山。」

「(あれ…何で気付かなかったんだろ…。俺の近くにはいつも詩が居るのに…っ)と三上は思ってお前を意識し始める」

「今度はそんな三上を見て、広沢も(最近、私の近くにいるのは八神くんだ…。あれ、私八神くんの事…)ってなるに違いない!!」



……


「以上?」

「以上!」


まじか…。