…ありがとう。 あたしを守ってくれて、生かしてくれて。 瑠衣が救ってくれたこの命、大切にするよ。 大好きな大好きな瑠衣。 瑠衣以上に大好きな人が出来た、って言ったら泣くかな? 瑠衣、言ったよね。 一番最初に見える人って。 あたしには、なんとなくその人が想像出来た。 最後に見た人と、最初に見る人はきっと一緒。 『ありがとう瑠衣。バイバイまたね…』 まぶしいほどの光に包まれ、あたしは目を閉じた。 「…行ったか。頑張れよ馨」 目を細めて笑い、呟き消えた瑠衣。