私は仁という人に出会って、初めて人間らしく生きたような気がする。


モノクロだった何気ない毎日がパッと彩られ、


今まで気付かなかった思いにたくさん気付かせてくれた。


私ってこんなに泣く人だったかな…



私ってこんなに不器用だったかな…って。


自分でも知らなかった自分にもたくさん出会えた気がする。



仁はどうかな。



もし同じ思いでいてくれていたら嬉しいな。



ねぇ、仁。



あなたと出会ったのは、偶然だったの?



――それとも運命?



私の目の前に仁が現れたその日から、私の平凡だった毎日は笑いと怒りと涙でいっぱいになったんだよ。



最悪の出会いはやがて、運命と呼べる最高の出会いに



変わったんだ――



仁、出会ってくれてありがとう。



そしてこれからもずっとずっと……



不器用で、無愛想で、口が悪くて、



喧嘩早くて、偉そうで、自己中で……




逞しくて、冷静で、大人で、あったかくて……



優しいあなたの



となりに居させて下さい。




永遠に大好きです。




――完――