「夏に結婚する事になりましたぁ~!!イェーイ!」


「……。」


 ………。

 ………。


えっ!?


まっまっ……


「マジで~!?」


正直驚いた。


でも二人は付き合ってもうすぐ5年。


そう考えると、自然な流れなのかな。


晶子が珍しく顔を赤らめている。


「よかったじゃん!おめでとう!」


バシバシと晶子の肩を叩く。


「ありがとう。」


なんだかちょっと感動して泣きそうになった。


そんな私達二人のしんみりした雰囲気に耐え兼ねた晃が、場を盛り上げようと口を開く。


「いや~それにしてもこんなめでたい席でなんで…“お好み焼き”なんだよ!!」


「しっ、知らないよ!言っててくれればなんか用意したのに~。」


「それじゃサプライズにならないだろうが!」


「食べながら文句言うな!」


なんて、ドンチャン騒ぎながらも晶子と晃と過ごす時間は心から安らげる。


この二人が夫婦になるなんて、本当にうれしい。


そして羨ましい……。


「いやー、改めて乾杯するか!」


「では、晶子と晃の結婚を祝して!」


『カンパーイ!!』


本当、いい夫婦になるだろうな。