受験より闘わなければならない者

帰り道。
いりいろ友達と話しながら帰る。

だいたい一緒になってしまうのが隼人だ。
まさかのここに来る前に住んでたとこが近いという。
会社も志望校もカブってしまった。
みかんの彼氏で、うちの一番の男友達。
みかんにいろいろ嫉妬されてるらしいけど
知らねー

「おまえさぁ、好きな人いないの?」

出た。しつこすぎる。

「いない。」

たとえこいつでも言わない。言いたくない。

「絶対弘也のこと好きだと思うんだよなー。」

完全に感づかれてる。

「何を根拠に言ってるんだかわかんねー。」

「だって仲いいじゃん。弘也もお前のこと好きだと思うけどなー。」

「むちゃくちゃなこと言ってんだったら勉強しろ。」

「告らないと後悔するよー。家事もできるようになれよー。んじゃーな。」

そう言って隼人は去って行った。

そうなんだよ。後悔する。
でももし振られて気まずいままお別れとか嫌。
気持ちを伝えることが大事とか言うけどやっぱツライじゃん。