‐龍は羽ばたく‐




愁は明るく笑うと龍をじっと見た

「…?なに?」

龍が不思議そうに聞くと愁はなにやら うんうん 頷く

「やっぱ美形やなぁ…俺も顔には自信あるけど完璧に龍のが上やわ」

龍は目をぱちくりさせる

「?三宅君凄くかっこいいよ」

明るい茶色の髪はふわふわしていて顔も整っている

「愁でええで?……龍にかっこいい言われてもなぁ」

愁は子供みたいに頬をふくらませた