‐龍は羽ばたく‐




龍はとりあえず「ありがとう」と言い軽く微笑むと黒板に書いてある座席に座った

席は窓際の一番後ろだ。

この学校は成績でクラス分けはしないが、窓際の一番後ろはそのクラスの成績1位が座ることになってる

龍は気取った素振りもなく席に座った

すると前の席の男子が急にこちらを向いた

「よろしくな!!俺は三宅愁ミヤケシュウ♪生まれは大阪のバリバリ関西弁やしッ」

龍はそんな愁に司を思い出す

司もこんな感じで気さくだったな


「うん。僕は月城龍、よろしくね」

「知ってる~♪新入生代表してたしな」