「よっと…」
手を伸ばしてとろうとするが届かないし、かといってこれ以上は枝が細くて行けない
「んー…」
必死に伸ばす
もう少し………
「やった!!ーーきゃぁ!?」
手にハンカチが届いた瞬間、枝が折れる嫌な音と共に…
落ちるーー!!!
花音はぎゅっと目をつぶり体の衝撃を待つがー……
「大丈夫?」
「え?」
目を開けるとさっきの美少年の顔……
お姫様抱っこされてるーー!?
美少年くんは花音を心配そうに見る
「あっ大丈夫です!!……それとハンカチ!貴方のだよね?」
美少年くんは目をしばたいたあと微笑んだ