‐龍は羽ばたく‐




龍は司と拓海の言葉に驚いていた

「………僕は普通な学生をやりたかったんだ。月城財閥の御曹司なんて聞いたら、みんな僕を特別視すると思って…」

龍の言葉に拓海は苦笑する

「龍は龍でしょう?それに、どこの世界に友達を特別視する人がいるんです」

「そーそー。龍がどんな家柄でもお前が変わるわけじゃねぇしな」

瑞季はにっこり笑う

「龍、こいつらに話してあんたも成長したでしょ?ーー…友達は信じるものなのよ」

龍は頷く

それをみて宇美は微笑んだ

「龍君は龍君だもんね」


それは龍にとってかけがえのない日であった