まるで天使のような美しい微笑みに花音父は一瞬呆けたがすぐに我に返った 「よ、よろしいのですか!?」 龍は花音父を見据えると強く頷く 「月城財閥の日本に関する権限は僕が持っていますから。問題はありません」 花音の両親は龍に深く頭をさげた 花音もなんだか泣きそうな気持ちになって龍に頭をさげた そんな花音らに龍は苦笑する 「僕は……本音を漏らすと、将来の妻を助けただけなんですよ」 花音はさらりと龍が言った言葉に真っ赤になる