花音の両親はそんな娘の行動に目を見張る 花音父が口を開きかけたとき 龍は花音をこの上なく愛しむように抱きしめたのでさらに目を見張ることになった 「り、龍君!!」 花音は慌てて龍の胸板を押すが離れない…… 龍は、くすりと笑うと腕を離して花音の両親に向き合った 「杉浦財閥はなかなか裏での『おいた』がすぎたので潰させていただきます。……あぁ、江崎さんの会社への融資は月城財閥がしますのでご安心ください」