‐龍は羽ばたく‐




暫くすると社長室に龍が入ってきた


その立ち振舞いは美しく、かつオーラが凄まじいものがある


「……や、やぁ君が儂の花音の思いびとか」


わざと 儂の を強めて言う杉浦社長に龍は殺意がわく



「月城龍といいます」


その言葉に杉浦社長は眉をひそめる

ーーつきしろりゅう


どこかで聞いた名前だ



「今日は花音ちゃんを返してもらいに来ました」


そんな考えも龍の言葉で消し去った



「なに?」


龍は眉をひそめる杉浦社長に冷たく微笑み持っていた資料を渡す