龍は花音のふるえに気づいて男を睨む 男は龍の睨みに一瞬怯えたがすぐに花音に視線を向ける 「花音さま、社長がお呼びですよ」 よけいに震える花音を宥めるように龍は背中を撫でた そして男を見据える 「失礼ですが……どなたですか?」 龍が聞くと男は龍を見る 「杉浦財閥、杉浦社長の秘書を務めてる土佐です。」 男は見下すような笑みをみせ名刺を差し出す 龍は眉を潜めた 杉浦財閥は今行っている事業で月城財閥の支援を受けている今弱りかけている財閥だ