「花音ちゃん!!!!!!」 運動神経のいい龍が花音に追いつくのは時間の問題だった 運よく人があまりいない通りだ 花音の腕を掴んで止める 花音は振り払いこそしないが涙を溢した 「どうしたの?」 龍が聞いても花音は嗚咽を漏らすだけ 「好きなの………」