あたしは隣のベッドにいる碧に一目惚れしたこと、碧はバスケが好きなこと、すごく優しいことなど、しどろもどろになりながら全てを話した。

そして
『…ということデス。』
と締めくくった。


『へぇ~?莉桜が恋ねぇ。』と鈴が言った。

あたしはぷぅーっと頬を膨らませ
『何よ。』と鈴を睨みつけた。

すると鈴はおかしそうにクスクスと笑って
『莉桜が大人になってって寂しいのよ』 と言った。