わたしたちは体育館に監禁された。
そしてミヅキと舞香を含んだ二十四人もの生徒が死んだ。

それらが全て夢だった。
なんてことはあるわけがなく。

それこそが夢だった。

「……最悪」

こんな夢はわたしを虚しくさせるだけだ。
現実を突きつけるだけだ。

それだというのに、なぜ見てしまうのだろう。