スリーポイント






何だろう、と不思議に思って彼を見つめる。


彼はゴソゴソと携帯を取り出し、口を開いた。



「果歩先輩、携帯持ってる?」

「…?持ってるよ?」

「じゃあ、メアド交換しよ!」



さっきまで機嫌が悪かった彼が、今では嘘のようにニコニコと笑っている。


(……あ、そっか)


あの時、私慌ててたから、携帯を持ってなくて、メアドとか交換してなかったんだっけ。


鞄の中から、あまり使用していない真っ白な携帯を取り出すと、彼に渡した。



「果歩先輩?」

「私、操作がいまいちよく分からなくって…。登録、お願いしてもいい?」

「オッケー。任せて!」



彼は私と自分の携帯を持ち、結構なスピードで操作している。

すごいな、なんて思って見ていると登録が終わったのか、携帯が返ってきた。