スリーポイント






てゆーか、好きなタイプとか…考えた事も無かったな。


恋、って面倒くさいから嫌い。

恋愛経験なんて、一回しかないんだけどね。



「うーん…年上で、包容力がある優しい人がいいかもね」



まあ、模範解答っぽくていいかな。

彼に本音を言う必要もないし。


チラッと彼を見てみると、携帯を持ったまま、まるで石のように固まっていた。



「…どうかした?」

「っあ、いや!そ、そっか。果歩先輩は…年上が好きなんだ?」

「まあ、うん」



どうしたんだろ。

彼、挙動不審っていうか…なんかさっきよりも、声のトーンが低くなった?



「と!」

「え?」

「と、年下!は…、嫌?」

「へ?」



恥ずかしいのか、両手で携帯を持って顔を赤くしている彼。

私、何か彼に言ったのかな?