「ね、果歩先輩」
「なに?」
「ずばり、趣味はなに?」
「…紅茶と読書」
日が沈み、辺りも暗くなってきた頃、彼はようやく練習をやめた。
今は彼とベンチに座って、何故か質問攻めにあっているところ。
私のことなんか聞いて、どうするんだろ。
……意味わかんない。
「じゃ、好きな食べ物は?」
「えーと…オムライス、かな」
「うんうん。嫌いな食べ物は?」
「ニンジン」
「っはは!案外子供っぽいんだな」
……なに、コレ。
彼、ちゃっかり携帯にメモってるし。
彼の質問の意図かわからないから、とりあえず普通に答えておく。
私、変な事は言ってない…よね?
だって、ニンジンとか…人間が食べれる物じゃないと思うもん。
「じゃー、最後の質問」
「うん」
「果歩先輩の…す、好きなタイプは?」
「…え?」
彼の言った言葉が幻聴かと思い、チラリと見ても、そっぽを向いて目を合わせてくれない。
え…どうしたのかな?
彼、バスケのし過ぎで頭が可笑しくなったんじゃ…。

