それから、また休憩と練習を繰り返しているうちに、あっという間に日が暮れ始めた。
私は持ってきたアイスティーをゴクリと飲み、彼の練習を眺める。
相変わらず、外してばっかりだけど。
…うーん。
彼に一番手っ取り早く教えられる方法って、何かないのかな…。
「─っはぁはぁ…。つ、疲れた…!」
「お疲れさま。もう今日は終わりにする?」
ベンチへ休憩をしにきた彼に提案をする。
もう飲み物も残り少ないし。
このままがむしゃらに続けたって、明日体に響くかもしれないし。
だけど、彼は意地になって。
「や、あともうちょい頑張る!」
「…わかった。…無理しないでね」
練習しているのは、彼。
ただ眺めて助言する、私。
本人がそう言ってるんだから、大丈夫なのかな?
自分の体だし…自分が一番よくわかってるよね?
そう思って納得すると、またアイスティーを口に運ぶ。
「……そうだ」
「?果歩先輩?」
頭より体が先に動く彼に、手っ取り早く教えられる方法…なんとなく思いついた。

