スリーポイント






それから、また休憩と練習を繰り返しているうちに、あっという間に日が暮れ始めた。


私は持ってきたアイスティーをゴクリと飲み、彼の練習を眺める。

相変わらず、外してばっかりだけど。


…うーん。

彼に一番手っ取り早く教えられる方法って、何かないのかな…。



「─っはぁはぁ…。つ、疲れた…!」

「お疲れさま。もう今日は終わりにする?」



ベンチへ休憩をしにきた彼に提案をする。


もう飲み物も残り少ないし。

このままがむしゃらに続けたって、明日体に響くかもしれないし。


だけど、彼は意地になって。



「や、あともうちょい頑張る!」

「…わかった。…無理しないでね」



練習しているのは、彼。

ただ眺めて助言する、私。


本人がそう言ってるんだから、大丈夫なのかな?

自分の体だし…自分が一番よくわかってるよね?


そう思って納得すると、またアイスティーを口に運ぶ。



「……そうだ」

「?果歩先輩?」



頭より体が先に動く彼に、手っ取り早く教えられる方法…なんとなく思いついた。