ひとしきり笑ったところで、彼の方を見てみると…。
「……んだよ」
「あ、いや…」
ものすごーくブスッとした表情で、腕を組みながら私を見ていた。
怒ってる。
めちゃくちゃ怒ってる…!
どうしよう、悪いことしちゃったかな…。
まだ腕を組みながら、ブスッとしている彼が、もう一度私に問いかける。
「まあ、いいや。で、あんたの名前は?」
「…果歩。森本果歩。歳は17。趣味、は…紅茶と読書かな」
なんとなくで、理由なんかないんだけど。
「………は?もしかして、あんたって俺より年上?」
「…そうだね。私は高2だから」
自己紹介、ちょっぴり彼のマネをしたって…気付いていないかな。

