スリーポイント






そんなのって…。


「自己中…」


少し笑いながら思ったことをそのまま言うと、彼はほんのりと顔を赤くする。


「っせぇ!」


照れているのか、目を反らしながら悪態をつく。

だけど、手首を握る力は…ほんの少し弱くなった。


なんか、かわいい。

私に弟がいたら、こんな感じなのかも。


そう思ったら…、ため息が出て。


「……いいよ」

「え?…マジ?」


なんとなくだけど、了承してしまった。

ほんとに、気分で。


「マジ?嘘じゃねぇよなっ?」

「う、うん…。バスケ、教えてあげる」

「っしゃあ!サンキュー!」



私は聞き逃せないように、ゆっくりとはっきりと言えば、彼はたちまち笑顔になった。