彼の小言を流しつつ、ケガをしないためにも体をほぐしておく。
屈伸をして、手首と足首をほぐして。
それから、その場で軽くジャンプをする。
…これは、私がバスケをする前に勝手にやっているだけで、本当はもっと入念にするべきなのかもしれないんだけどね。
「ほら、やるぞ!ぜってー1本とってやる」
「……」
彼、目がギラギラしてる。
勝つ自信満々だね…。
そんなことは言わないけど、私も昔はバスケ…やってたんだから。
だから。
「…、私…」
「は?」
ドリブルしながら待ってる彼に向かって呟く。
なんか…久しぶりで楽しみ。
「…勝つから。私、負けないよ」
私は、彼に…宣戦布告をした。

