背中に変な汗が流れて。 それと同時に、嫌な記憶が蘇った。 ──あんたなんて、ゴミ以下で十分じゃない? 「……果歩?」 「っあ…!ご、ごめんなさい…っ!!」 バッと勢いよく立ち上がり、台所を走り出る。 やだ、もう。 私、なんて…生きてる価値なんか、ない。 涙が滲み、我慢出来ずにこぼれる。 視界の隅にお母さんの呆然とした表情を捉えながら、私は家の外へ出た。 いつもの私なら、絶対に外へなんか出なかった。 なのに、この時の私は…無性にバスケットゴールを見たくなったんだ。