部屋をでるとまたキッチンへ行き、紅茶の準備をする。 ─コポポ… 茶葉を湯に浸しながら少し思う。 私は、ほんとに「アイツ」中毒だ。 忘れたい…のに、忘れられない。 歯痒いこの想いは誰にぶつければいいの? 「なんて……、完全に八つ当たりだし」 わかってる。そんな事。 自分の中でも諦めがついてるのになぁ…。 ため息を溢しながら紅茶を淹れていると、玄関の方から音がした。