有栖「んじゃ、俺は先に教室戻ってるから。先生は一番手前の列の、右から3番目。それが俺たちの担任だから。」






うん、わかった。





声が出ないから、代わりに首を縦に振った。






有栖「よし。あ、すばる。これからは、必ず俺と行動すること。・・・また迷子なるぞ。」







すばる「そんなに迷子になんないし!」





有栖「ははは!あ、そうそう。今日、授業は午後からだったの、知らなかっただろ?迎えに行ったらいなかったし。これからは待ってろよ。」







すばる「うん!」








そっか、有栖は私の部屋に来てくれてたんだ・・・。







やっぱり、優しいんだな・・・。








そう思うと、また、胸がトクトクした