そんなとき、ストーカーの男は、いきなり刃物を持って私たちに襲いかかったのだ。 お兄ちゃんは私を庇い、今でも意識不明。 いつ目が覚めるかわからない。 お兄ちゃんは、蓮樹は今でも私を怨んでいるのだろう。 人生の、“今”を無駄にしてしまっているから・・・。 本当にごめんなさい。 すばる「ごめ・・・んなさ・・・い。」 その時、だれかがそっと涙をぬぐってくれた気がした。