いまだに答えを出せずにいたとき、事務所の裏口から帰ろうと出て少ししたときに、ある女の子にぶつかった。
その子は、前の学校の、私をいじめていた軍団のボスだった。
「やっほぉ~。お久しぶり・・・すばる?」
ぞわぁっとした。
すばる「違うよ。それは妹の名前。僕は香也、男の子っぽくない名前だろ??」
「嘘には騙されないわよ。あなたはすばる。いじめられっ子すばる。いい??circusを抜けなさい。じゃないと・・・circusが死ぬわよ。」
そう言って去って行った。
私は怖くなって、すぐに家に帰って、蓮樹の部屋に飛び込んだ。
蓮樹はいきなり入ってきた私にびっくりしたようだった。
でも、私の顔を見て、ぎゅっとしてくれた。

