でも、でもね。
すばる「私、ずっと有栖が私を怨んでいるのかと思っていた。けど、有栖。あなたは私を怨んではいないっていう風に聞こえたんだけど。」
有栖「うん、恨んでないよ。逆に、蓮樹が意識不明になる前に、早く助けてあげてれれば、そればっか、この二年間思い続けてきた。」
有栖「ごめん、すばる。ごめ・・・」
すばる「バカ有栖!!!!!!!!!!!!!!!!!」
有栖「はぃ?!」
すばる「二年前のこと、助かったんだよ。感謝してるんだよ?なのになんで、謝るのぉぉぉぉぉぉお!!!!謝んないでよぉぉぉぉぉお!!!!!」
そう言って私はずっとずっと、この二年間分の感謝を、
迷惑な話だけど、涙でぶつけた。

