蓮樹「わりぃ、有栖。先帰っててくんね??俺、用事あってさ。」 その時の顔はいつになく暗かった。 有栖「あぁ。」 俺は返事をすぐにした、でも・・・ 蓮樹はここ最近悩んでいるようで。 力になりたかった。 今まで力を俺にくれた分の、恩返しに。 それが、俺らが中三の夏だった。